腰痛について

近年、長時間のデスクワークや勉強、また運動をした事により、腰が痛くなるという人が増えてきています。
腰痛は原因が特定できる特異的腰痛、そして原因不明とされる非特異的腰痛に分けられます。
原因不明のものは、整形外科へ受診してMRIやレントゲンを撮影してもヘルニアなどの診断が出ず、湿布を貼るだけというものがほとんどです。
オリンピア鍼灸整骨院では、整形外科で診断が出なかったものをはじめ、ヘルニアや脊柱管狭窄症などもきちんと整形外科で診断を受けた後、きちんと原因を考え治療を行う事ができます。

腰痛の原因は以下のように分類できます。

特異的腰痛(原因が特定できるもの)

腰痛の症状があり、整形外科など病院で原因が特定されるものの代表に、以下のものがあります。

・腰椎椎間板ヘルニア

骨と骨の間にある椎間板というものが、脊柱管内を通る神経を圧迫し、お尻や太ももの裏、ふくらはぎなどにしびれや痛みが出るものです。
症状が出る場所は圧迫される神経の場所によって変わります。

・腰部脊柱管狭窄症

脊柱管と呼ばれる空洞の中が何かしらの原因で狭くなってしまい、中を通る神経が圧迫されしびれや痛み、筋力低下を起こす腰痛です。

・側湾症

・骨折や脱臼などの外傷

病気に由来するもの
・尿路結石などの泌尿器系疾患
・子宮内膜症などの婦人科系疾患
・膵臓や胆嚢などの消化器系疾患

・非特異的腰痛(主に原因不明の腰痛)

特異的腰痛ではない腰痛はこの非特異的腰痛に分けられ、主に整形外科で「特に問題無し」と言われるものです。

①筋性(筋筋膜性腰痛)

日常生活や運動などで使う筋肉や、筋肉を包む筋膜の炎症です。
長時間のデスクワークや運動後に痛くなるものの多くはこの筋性腰痛です。
ぎっくり腰も重いものを持ち上げようとする急激な体幹の動きにより起こる筋性の腰痛に含まれます。

②関節性

原因が筋肉ではなく、背骨の関節にあるものを指します。
側湾ほどでは無いが、背骨の位置が少しズレていたりするものには、この関節性の腰痛であることが多いです。

・椎間関節性腰痛
・仙腸関節性腰痛
・椎間板性腰痛

③靭帯性腰痛

スポーツ活動中、特にラグビーなどのコンタクトスポーツでの外傷や前屈みで重い物を運ぼうとした際に起こりやすいです。
中年以降では、体幹を支える力が弱くなってしまい負荷が蓄積されてしまい損傷することがあります。

④心因性腰痛

長期間にわたってストレスを受け続けると、脳内で分泌されるドパミンやセロトニン等の神経伝達物質の分泌量が低下してしまいます。分泌量が低下してしまうと、痛みを抑える働きが効きにくくなってしまい、異常が無いのに痛みが長引いたり、強く感じることがあります。

例えば、腰痛が起こり色々な治療を受けたけどなかなか治らない、という時「こんなに治療したのに何で治らないんだろう」「もしかしたら治らないかも」と不安に思う事があるかもしれませんが、これも体にとってストレスとなり治りにくい状態になってしまいます。

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hirokihakataya

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